カナダの政策金利が3.25%になって考えること
The Bank of Canada today increased its target for the overnight rate to 3¼%, with the Bank Rate at 3½% and the deposit rate at 3¼%. The Bank is also continuing its policy of quantitative tightening.
Bank of Canada
昨夜の発表より
カナダの政策金利が前回から0.75%上昇して、3.25%になった。
前回と言っても
たったの2ヶ月前のことで、2022年に入って既に3%という急激な動き。
2022年までは日本より少し高い0.25%だったのを考慮すると
この1年のインフレが異常であり、生活に大きな変化を与えてることは容易に感じることができる。
食料品の値段高騰、ガソリン価格の高騰が1番身近に感じる変化だけど
実際に卵や牛乳、肉など本当に必要なモノまで購入するのを悩むようになり
ガソリンも満タンにする頻度が減ったのは
これからの生活に対する不安が露呈してる証拠だと思う。
Mortgage rate
だけどやっぱりPrime rateの動きで1番気になるのはMortgage rateだと思う。
Prime rate = 政策金利
Mortgage rate = 住宅ローン金利
Prime rateの上昇をニュースで聞くたびに、variable(変動金利)で借りなくて良かったとつくづく思う。次回の更新が怖い。
カナダのインフレ率
Canada central bank (日本で言う日銀)は毎年のインフレ率を2%にしたいようなので、現状の7.6%ではインフレ過多なので、今後も引き続き金利を上げるんではないかと思う。
ちなみに
今年の6月でのインフレ率は8.1%でした。
金利上昇より、単にガソリン価格の低下が影響しただけではないかと思う。
今回の利上げが、効果的に働くことを願う。
賃金UPより
遥かにモノの値段のUPが大きいので、実は出費が増えるので嫌。
ひとつ疑問
ここでPrime rateの上昇に対して、ひとつ納得出来ないことがある。
Prime rateが上がると、それに即反応してMortgage rateなど銀行の貸し出し金利は上がるのに対して
Saving accountなどの貯金金利はほとんど変化しない、変化しても少額なのは何故なんだ?
いち個人としては不公平に感じてしまい、銀行に対する怒りを持ってしまいます。
せめてPrim rateと同じ利率になれば、投資しなくても貯金だけで安全に資産が守れるのに。
この考えだと、デフレになった場合にマイナス金利になってしまうと、銀行に預けてると資産が減ってしまう結果になるんだけどね。笑